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4.名の由来
昆布という名前は何時・誰が名付けたのかは不明です。中国では昆布は他の海藻を指し、日本の昆布は海帯と名付けられています。昆布というものも存在する為、歴史学者が中国の古い書物に昆布の名前を見つけて間違えた学説を披露することもしばしばあります。

ここでは、昆布と言う名前の由来を考えてみましょう。
由来には3つの考え方があるようです。

1.広布(ひろめ)→音読→コウフ→コンブ
2.アイヌ語コンボ→中国→逆輸入の外来語コンブ
3.中国の周の時代、周公「爾雅 ジガ」綸草、組草→綸布(カンプ)
 536年陶弘景「名医別録」→中国語起源説
 797年「続日本紀」昆布が登場
 918年「本草和名」…。

周の時代の綸布(カンプ)が昆布の語源という説もありますが、真相は?中国の書物には以後、昆布と海帯が度々登場します。ただし、本草(中国古来の学問で、薬用に重点をおいた植物や自然物の研究)に絵入りで登場する昆布は日本の昆布と似て非なるもの。ほとんどが若布と思われるものばかり。「唐書渤海伝」に(俗ニ貴ブ所ハ東海ノ海帯〜)という一節があり高貴な薬材(不老長寿の仙薬)として紹介されています。
1596年中国の明の時代、李時珍が著した「本草綱目」で初めて昆布と海帯の区分けが試みられましたが、掲載された絵を見るとどちらも昆布とは言い難いものでした。
1846年に発表された清の時代の「植物名実図考」の海帯が真昆布状のものを掲載しました。
博学の国中国でのこうした混乱は、その当時の中国では昆布が収穫されず、琉球や長崎から輸入される乾燥されたり加工された昆布しか目にすることができなかったからです。
この時代日本から輸入される板昆布を海帯、刻昆布を帯絲と呼んでいたところから、この「昆布」も実体は謎。今や世界一の昆布(全部養殖物)生産国である中国では考えられないことですが。

一方日本では、平安時代前期に編纂された『倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』に、昆布として「比呂女(ひろめ)」(広布)「衣比須女(えびすめ)」(夷布)といった文字が使われています。昆布という名は、アイヌがコンプと呼び、中国に入ったものが日本に再び入ってきたものだという説が有力な様ですが今だに謎は深まるばかり。

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