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1.アメリカ編
日本や中国・台湾以外で昆布は、どのように成育し利用されているのでしょうか?
昆布の成育に必要な自然条件さえ整えば日本同様の昆布はどこでも生育するはずです。
昆布は英語でKELP、 TANGLEと呼ばれます。
5種類のラミナリア、サッカリーナは1〜3mに成育し、食用昆布の別名はありますが、欧米ではあまり食べられていません。スコットランドでは「ダッバアタックス」「マーリンス」と呼ばれ、食用材料の一つに数えられています。

アメリカには
 1.アラリヤ・エスキュレンタ
 2.コルダ・フィラム
 3.ラミナリヤ・ジギタータ
 4.アガリム・クリブロッサム
 5.ネレオシスチス・ルーキアナ
 6.マクロシスチス・ピリフェラ
の6種の昆布類(褐藻類)が生育しているといわれます。
このうちのマクロシスチス・ピリフェラ、別名ジャイアントケルプと呼ばれる昆布は名前の通り世界最大の昆布であり海藻です。

ジャイアントケルプは、一枚の葉が成長過程で割れて、その割れ目から枝別れし二枚の葉になり、さらにその二枚も片側分裂を続け伸長します。通常は50〜70mに生育しますが時には数百mに達するものもあるとか。葉の付け根に洋梨型の浮き袋を持ち、その浮力で巨大な体を海面まで浮上させます。この洋梨型の浮き袋をラテン語でピリフェラと呼ぶことから学名が付けられたそうです。ただし、この世界最大の昆布ジャイアントケルプは食材としては利用されていません。

アメリカカリフォルニア州、モントレー湾にはジャイアントケルプの群生が見られ「海の森」と呼ばれます。
この「海の森」にはラッコやアザラシなどの動物や数えきれない生物が生息します。ジャイアントケルプが海の自然環境を維持する為に役立っています。有名なモントレー水族館にはジャイアントケルプ専用の巨大な水槽があります。ジャイアントケルプの成育海域は北米太平洋沿岸、南米ペルー、チリ沿岸、南アフリカ喜望峰海域、オーストラリア、ニュージーランド南岸の一部です。

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